Château Grand Callamand シャトー・グラン・カラモン

グラン・カラモン

5月中はこのあたり(プロバンス地方)のワイナリーのお祭りが毎週のようにあり、普段は有料試飲のシャトーやドメーヌもお祭りの日は太っ腹で「一杯飲んでけ」の日。そしてお祭りですので野鳥クラブの人が来たり、ロバの背中に乗って敷地内散策したり、アーティストの個展などいろんな楽しい企画があります。

例えばワイン畑でピクニックをしましょう、ワインは無料で提供しますがお食事は自分らで。などこれは他の分野でも応用できそうな企画もいっぱい。

そして本日お邪魔したのはChateau Grand Callamand. 実はここエクサンプロバンスからほんの15分。AOCではリュベロンに位置するので厳密に言うとVin de Provenceではないのですが、こちらのワイナリーオーナーのセゴレン・ロワイヤル似美人の義理のお母様現醸造長ナタリーさんの元、大阪出身のエミさんが国内販売を統括しているというとてもユニークなワイナリー。同時にシャンブルドット(ミシュランの赤ガイドにも掲載されているという客層は隠れた宿を探すのが大好きなヨーロッパ人種というかなり素敵な民宿)もしていているというすぐれもの。もちろんおもてなしワイナリーとして認定済み。

Grand Callamandカラモン

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完璧「マダムフィガロ南仏編」の世界。なんですが彼らはぜんぜん勘違いしてない..本物のたたずまい。無駄なものなし。草の香り、山の香り、太陽の香りがするところ。ここの建物は16世紀の建築。500年前の人から使っているこの建物。ついつい石を触ってしまいます。ワイナリー内には小さなローマ遺跡もあり、長い歴史の帯の中の自分の存在をなんとなく考えてしまうようなところ。

で肝心のワインはと言うと。。

22ヘクタールの2/3はAOCリュベロン、残りはヴァンドペイ・ヴォーキュルーズ。葡萄畑は標高220Mの高さにあり、ミストラルがガンガンあたる丘陵地帯。朝夕夏冬の温度差がハンパなく激しく、デュランス川の石ころがゴロゴロ。農業と醸造のバランスをとても大事にしており、農業では徹底した自然派。化学肥料ではなく馬糞を使い農薬や人工的な念慮はなるべく使わないというもの。13種のセパージュを栽培しており、樹齢はだいたい20-30年。

正直どんくさいとも思えるようなこのプロセスとこの家族全員の知性とうまいこと融合してるのがよくわかります。

医師というキャリアを投げ打ってワインの世界に飛び込んだという男前のナタリーさんご自慢はVin de Pays Merlot。(Vin de Pays格なんだけどほんとうはスーパーVin de Pays) と偶然のたまものVin NoirというVindange Tardive(遅づみ)の甘口なのですが、私のお薦めはなんと言ってもソーヴィニオン・ブラン100%の白。

もともとサンセールこそフランスワインの神髄!と思っている私ですのでソーヴィニオン・ブランには目がないのですがこれが良いのよ。北の方の線の細い可憐さもいいんだけど、もともと身体能力の高い体操選手がバレリーナになったようなワインなのです(変な例えですみません)

ぱっと口に含むとブラインドだと赤と間違えるようなアタック。この果実味の分厚さと、作られているステンレスタンクの冷たさがもう頭の中でぐるぐるまわるような不思議な感じ。決して「ド自然」だけではなく、「理性」がどっかに入ってるのがわかるのーっ。やっぱり私はこの対照的な感覚が大好き。また、エミさんによると酸化防止剤もかなり少ないから白ワインやロゼが苦手な人もここのは気持ちよくいけるとのこと。

この日は地元の人ももちろん、プロバンス在住の日本人がたくさん訪れ結構みんな買って帰りました。夏には和太鼓のイベントもあるそうです。またお知らせは追ってということですが、新しい試みを恐れずにするこのグラン・カラモンのワイン今のところは国内が中心で、日本ではエージェントが見つかっていないようです。日本ではまだ発売されていないリュベロンワインいかがでしょうか。ご連絡はエミ・スーゾンさんまで!また、プロバンスワイナリーツアーのご用命はこちらまで。

Chateau Grand Callamand

Route de la Loubière – 84120 PERTUIS – Tél/Fax : 04.90.09.61.00 – Portable : 06 87 47 48 34 (日本語でも英語でも仏語でも)

http://provenceculturetour.com/wp/wp-content/uploads/2013/05/Callamand_2012.pdf


emisouzan

↑働き者のエミさん。物腰柔らかくとても素敵な女性。

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