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農業サロン

フランスは御存知の通り農業国。
今週末は年に一度のパリ、ベルサイユ門で開かれている農業サロンへ。こういう博覧会ってだいたいは週末3日間ぐらいの開催が普通なのですが、どどーんと10日間の大型イベント。いらっしゃいいらっしゃい。

テロ防止のVigiprateもよろしく、特にそこまでこんなところに来るのに善男善女しかいないのよね。カバン検査もほどほどに。むんむんの会場にはまず
いるわいるわ。羊さんが。

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と思ったら横でホルスタイン寝てるし。お疲れなのね。

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と思えば横でシェフたちはコンテストしてたり、美しい牛の品評会もしてたり。

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パリ中、いやフランス中の家族がどっと押し寄せていました。

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そんな中でも楽しみなのは食事のスタンド。

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試食や試飲でおなかいっぱい。

会期中はフランスの有名政治家がブースを訪れパフォーマンスをするというのがお決まりコース。

フィオンさんという次期大統領候補の訪問には(彼は最近かなりの私腹こやしが暴かれました)お百姓さん、「おれなんか、おれんちの牛のクソ掃除して月5万円ももらってねーわ」とご立腹の様子。

そうなんですよ。この人はまじカオス。

そして多分お百姓さんから一番の人気はマリンヌじゃないかな。めっちゃ人気者でしょ。。。10時間いたって言うし。

 

この「楽しい」「華やか」なムードの裏には、農業従事者の叫びを無視するわけにはいきません。決して楽天的な気分にはなれなかったけど。。子供と一緒にヨーロッパ議会のブースで少しお話を聞いてたのですが、子どもたちがおじさんたちにナンパされて「君たちも農業しない?短い勉強ですむからさ」と言われる始末。。。いやいやそれすんごく嬉しい誘い言葉だけど。

「シリコンバレーで大儲けしようぜ」と誘われるより人道的に立派よ。息子よ。これからは農業だ!

もくさってもなにしても農業国フランス。食料自給率は120%超え。なんだけど。この現代社会農業に特効薬はあるのでしょうか。

フランス地方の特産がいろいろ楽しめて本当に楽しい半面、この国の、この地球の将来を考えさせられる博覧会でした。

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