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クレムリーレストラン呼称のPolidor

太陽を見ない日が一週間ぐらい続くパリですが、クリスマス前の慌ただしい時期で街は華やいでいます。

さて、今日は突然ですが伝統的、19世紀的な、(産業革命前あたりでしょうか)パリを味わいたい方へのおすすめレストランのご紹介。
オデオン劇場の近くのMonsieur le prince 通りにあるこちらのレストランは« Crèmerie-Restaurant »クレムリーレストランという看板をまだおろしていません。これは19世紀半ばのレストランに与えられた呼称で当時貴重品だった牛乳、卵、チーズを売ることができたという誇りでもあるようです。

またヘミングウエイやセザンヌも通ったということで近年製作された映画のロケにも使われています。

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お味は?というと本当に安定のカンティン味ですがさすがに材料はしっかりしているし、スープもお肉もおうちで作りましたなゴツゴツ感があって良かったです。材料に忠実で正直な気がしました。料金も日本と比べると高めでしょうが、この材料でこの手間をかけてるのなら決して高くありません。ほぼ「あたしんち」的なごはんですがお袋の味に飢えている方には良いのではと思いました。昔のガイドブックにはよく載ってるそうです。(昔は日本語メニューもあったらしいですが今はありませんでした)客層はパリ在住らしきおしゃれで頑固そうなお年寄りが多く、場違いな観光客は少なめ。とても落ち着いて食事をいただけて良かったです。

お店の構造ですが。。。ヘミングウエイ時代から内装に手を入れていないというのがウリでいいんですけど。メニューは小さくて読みにくく、もちろん英語メニューもなく、トイレのドアの幅も(トイレは階段を一段上がり、そして外に出て小さな扉のトルコ式)。。。嗚呼何も言いません。そのままなんですね。そのまま。

ただ幸運にもサービスの女性は愛想がよくて救われました。スタッフは皆さん普通に老人慣れしてるのか愛想は良いです。そういう意味で嬉しいレストラン。

多分この界隈にはもっと小洒落たレストランが色々有ると思いますがミティックなレストランとして。

Polidor
定休日なし
41, rue Monsieur Le Prince
75006 Paris
12h à 14h30 – 19h à 0h30
(日曜日は 23hまで)