喫茶去(キッサコ)

パリから京都へ熱波っとともに戻ってまいりました。

連日の「災害レベルの暑さ」に悶えながらも、今回の帰国の目的はふたつ。お茶と日本酒。宇治と伏見。なんという偶然でしょうしかもふたつとも京阪沿線!あたしもおけいはん。

京阪電車というのは、映画「パッチギ」の決闘の地、でもあり五山の送り火大文字のふもと、京都大学の近く、賀茂川と高野川のデルタの出町柳から大阪中之島を結ぶ私鉄。区間には世界遺産の伏見稲荷大社、桜の東福寺、世界の任天堂、宇治線、松下幸之助博物館のある西三荘。門真、淀競馬場、ひらパー。などとにかく関西色濃いすぎ。

個人的に高校時代はこの電車を乗って通っていたのですが当時はインバウンドもなにもありませんから、泥臭い、生活路線で、たまーに淀の競馬場のおじさんたちが競馬新聞を熟読してたり。リッチでモダンな山の手香の漂う阪急沿線の高校が羨ましかったものでした。

有名な大手筋商店街

それが最近はすごいの。特急はWifi完備。インバウンド全盛。ここはパリ1番メトロか?と思うほどのお客さんの人種のバラエティ。特急を予約すれば頭より高い位置に背もたれのあるプレミアムクラスの特急で大阪へ行けるわ。おけいはんキャラで広告も打ち出してイメチェン成功。デラックス路線に変わってきたのです。。。

その京阪電鉄の網羅地域が日本の飲料を代表する産地をつないでるのです!これは行かないわけにはなりません。

まず伺ったのが杉本さんご夫妻の茶商松北園

松北園見学!

お茶の種類から、世界のお茶事情まで。さすがやりての社長のお話は楽しかったです。何が素晴らしいって、お話を伺ってて、お茶とお商売の「パッション」が体の端々から伝わること。本当にお好きなんだろうと思いました。奥様の笑い方が特に素敵です。高校の同級生ということで薄くはつながってたのですが今回思い切って会社訪問を快諾してくださりありがとうございました。日常のお茶と茶道のセレモニーのお茶の心の共通点を感じさせていただきました。さっちゃん、ご家族のみなさん、お時間頂きありがとうございました。玉露畑が木幡の住宅街のどまんなかにあるのもすんごい面白かったし。

松北園は京阪木幡

玉露畑は日よけシェードで守られております

お茶というと茶道!堅苦しいし、お金かかる。。と思ってたのですが、今回目からウロコだったのは「喫茶去道」(きっさこどう)の発見。⇒勝手に名付けましたが、「一杯おちゃのんでいかはる?」的な心の余裕を日常生活に。。ということ。

喫茶去(キッサコ)

フランスに住み始めたばかりの頃に、自分が客人でもホステスでも両方の場面でお茶も出さずに返す、返されるという場面によく会いショックを受けた覚えがあります。たぶん私自身のチャラさというか、エトランジェーに対しての扱いだったのかもしれませんが、たとえば家に来られた電気工事や配管工事の方にお茶を出すことなどほとんどしないのです。(出そうとしないのです。家人は出す文化も出さない文化も知ってるので好きにすればといってましたが、一般的に出さない人出されない場合も多いです)

もちろん一旦「仲間認定」されるとガラッと態度は変わりますけどね。。どの文化でも同じでしょうか・・リンク先の禅語でもありますように、

客人の貴賤・貧富・賢愚・老若職業などにとらわれることなく、さりげなく出された一碗の茶。
たとえ茶道具は粗末で、茶や菓子は十分なものでなくとも、真心込めて出された一碗の茶。

粗末でもいいんですね。というところにアンダーラインを引いてこころに留めておきますね。

また杉本社長のお話で面白かったのは、西洋人にとってコーヒーは奴隷貿易の名残ではあるが、日本のお茶は決してそういう発達の仕方をしたものではないということ。もっとこのあたりの比較文化の知識も増やしていきたいと思いました。課題をいただきありがとうございました。

今回はセレモニーな茶道ではないもっとカジュアルな「喫茶去道」を発見の旅でした。

Discover Japan雑誌「京都のお茶」に刺激され・・

 

 

 

 

 


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