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パコと魔法の絵本

パコと魔法の絵本 通常版 [DVD] パコと魔法の絵本 通常版 [DVD]
(2009/03/06)
役所広司アヤカ・ウィルソン

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「下妻物語」「嫌われ松子の一生」の監督だったので、ある程度は安心してみてたのですが。
お話のどんでん返しも、阿部サダヲのうまさ想定内。でもサダヲ様すごいわー。この人か綾小路きみまろだね。
ただ、土屋アンナは下妻からなんの成長もしてないし、あと、主役のハーフの女の子。なんでハーフである必要があるのか?わからない。こけし顔の日本少女の方がずっと可愛いのに。あのでかさでこの演技の下手さってちょっと痛い。
でも、さすが朝鮮顔の国村隼人は上手いし(もっとカマっぽいヒスな感じを出してくれるのをきたいしてたのに、さすが国村さん。オヤジ。抑えてらっしゃいました。この人好きです)、役所広司は実はずっとわからなくて、ずっとあの料理の鉄人の人だと思ってたり。なんかむちゃくちゃ。一つずつが緻密すぎて雑に見える不幸って感じ。
いつもいうけど、この監督って「ウチワ受け」がうまくて、大衆の心理をつかむのがうまいなぁと。
「アメリ」や「デリカテッセン」をあのまま突き詰めればこれになる。永遠のオリーブ少女映画と申しましょうか。
私は華道とかお花扱いの視点から見て、この方のお花はまったくの自由花というか。一見、フランス的ゴテゴテブーケのようにみえるけど、前後の空間はしっかりつくってるし。劇場内装的に陰を凄く意識してたり。この監督に是非とも花を生けて貰いたいものです。

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