今日は12月3日に出ていたル・モンドにでてたフランス各都市バリアフリー比較の記事をご紹介したいと思います。。
公共交通機関は2024年までにアクセス可能になるでしょうか?フランスの1200万人の運動障害者(障害者、高齢者、妊娠後期女性、ベビーカー家族。。)が存在しており彼らはどう影響を受けるでしょうか。2005年の障害者差別解消法に値する法律、2015年は移動性への法律ができていますが。。
まずはパリ
メトロのバリアフリー率はたったと3%。。トラムウエイとバスが100%でカバーしていますが、地元のことを知らない旅行者には使いにくいバス。運転手や乗客ともコミュニケーションが可能な場合も多く、言葉がわからないと遠慮しがちになります。そして、トラムウエイは全くと言いほど観光地は網羅していません。また下の図では黒が健常者の移動時間、ブルーが移動性の少ない人の移動時間となります。全く同じと言えないのがやはりつらいところ。郊外鉄道のRERはもうすでにあきらめモード。2階建てがデフォルトで車高が高く、またドアを自分で開けなければならない車両も多く。。壊滅的です。
リヨン
では次はリヨンを見てみましょう。メトロも75%の駅がアクセスフリーでフランスでもっともバリアフリーの進んだ都市と言えるでしょう。やはりこういうのは市長の意向や、地下鉄が作られた時期によるのも大きいと思いますが、人の助け無しで移動が簡単につくっているようです。
マルセイユ。。
もう中世並み。というか。。トラムウエイが通ってるのでトラムウエイは大丈夫なのですが、メトロが0%のアクセスビリティ。。(珍しいですね)2010年以降に解説されたメトロ駅に関してはアクセスビリティのハードはできているのですがまだまだソフト部分の導入が遅れているようです。24時間以前に電話で「何時に何駅に行くので、補助を頼みます」というサービスはあるようですが、健全にこのシステムが作用してるかどうかは疑問。いろいろと考えさせられる記事です。
まぁ、このような苦労もあり移動の楽しさが得られると思い、ポジティブに生きていきたいと思います!