スペイン風邪とCovidの大きな違いは、電話普及初期とネットどっぷりの差も大きいのではないかと思う。
たとえ直接自分の周りに患った人がいなくとも、これだけ映像でトラウマを植え付けられれたパンデミックってやっぱり初体験だし、この体験ってうちらの息子が80歳になっても今の年寄りが戦争体験を話すように孫に語り継がれるのかもと想像する。
もう亡くなり久しいが、私の祖母は父が亀岡に疎開した日、そしてそこから甘えん坊の父が夜中抜け出して帰ってきたときのことを嬉しそうによく語ってくれてた。。私もいつかできるかできないわからないが、孫ができたら、息子たちの学校が数ヶ月閉鎖され、証明書を持たないと外出できなかった日のことを話す日が来るのだろう。
次、戦争が起きたりしてもっと人々にトラウマを植え付け、学校閉鎖どころじゃない事態になれば話はもっと複雑になるだろうが、おかげさまで9月の新学期からは飢えたように学校へ通ってる。
また、これからも学校嫌いの子への対応も変わるだろう。いままでは特別視されてたような家で勉強する方法もありますよ・・・対応も本格化されるだろう。
大坂なおみの件もあり世界は加速度的に変化している。それをみると世界の大国はどこも変化について行ってない。もう国という単位も危ういが、せめてもの分類という意味ではまだまだ機能は果たしてる。彼女の「自分は日本人」という意識はとてもわかる。非日本コミュニティにおける自らのアイデンティティでありそれ以上でもそれ以下でもない。
間違ってはいけないのは古いものが悪ではない。根本的な価値観は残る。環境が変化しているので古いものの価値や存在が消滅してしまう可能性は高いことは意識としてもっておいたほうがいい。新環境に対応するものしか生き残れない。いきなりあなたはかわらなくてもいい。ただ、自分の化石部分を認めることから始めましょう。。