シラ国際外食見本市から解くフランストレンド

シラ国際外食見本市

シラ国際食品見本市とは2年に1度、美食の街フランス・リヨンで開催される、世界最大級の国際外食産業見本市。今年は9月23日 – 27日に開催されました。世界中からフードサービス関連企業が出展し、食にまつわる多彩な商品やトレンドを発信する場としても有名。会場では、ボキューズ・ドール国際料理コンクール、クープ・デュ・モンド・ドゥ・ラ・パティスリーなどの世界最高峰の国際コンクールも開催される一大イベントです。これの見本市から欧州の外食産業トレンドを見てみましょう。

意識高めフード

もうすでにコロナ前から、より意識的な食事や消費を求める動きはさらに強化されました。この傾向は、フランス人の関心事であるエコロジーへ動きともう社会現象になっています。

ナチュラル志向

ケータリングの現場では、Sirhaの展示会でもそうでしたが、天然の素材や材料が注目されています。例えばPure Emotionでは、フリーズドライパウダー、植物や様々なカカオ豆から作られた天然着色料なども紹介されていました。

持続可能なパッケージ

竹、段ボール、バガス、ヤシの葉、サトウキビ、コーンスターチ、葦の繊維…使い捨てプラスチックに代わるエコロジカルな素材はたくさんあります。リサイクル、再利用、堆肥化が可能な材料がますます登場。地球のエコシステムを意識した亜麻や食用の包装材、ガラス瓶の利用も

リユース

フランスでは20席以上のファストフード店では、2023年1月1日から再利用食器の使用が義務付けられるのを意識したパッケージ、食器ともに、デポジットシステムの普及が進んでいます。強度と耐久性に優れたガラス、ポリプロピレン、ステンレス製の容器は、再利用の持続的な利用実現に使われる予定。

広まる再利用や量り売り

とりあえず健康

何を食べてるかでその人がわかる。。というぐらい、食べるものとその人の人格までもが同格視されるこの社会。この傾向をもっと感じる傾向がでています。

クリーンフード

アレルギーの理解も高まり、グルテンフリー、ラクトースフリー、エッグフリー、アレルゲンフリーなどの台頭がめだちました。砂糖を使わないデザート。ケトジェニック・ダイエットに適応したパン、ステビアのお茶、低脂肪のペストリーなど。。。また、加工品は、化学添加物、着色料、保存料の使用量の減少など。クリーンなラベルへの熱が止まりません!

ヴィーガン

食品業界では代替品の波が押し寄せてきています。

ベジタブルステーキ(小麦などを使用)
ベジタブルナゲット
植物性バター
植物性チーズ
乳原材料のアイスクリーム…

しかしまだまだ肉の味覚が恋しいのか、合成肉汁の大豆ステーキなど、、、日本人の感覚とはちょっと違う発展になっています。

スーパーフード(発酵食品など)

これらの自然食品は日本では当たり前ですが、コンブチャなどフランスではコンセプトが新しく、豆類、キヌア、ブロッコリー、油糧種子だけでなく、藻類、乳酸発酵製品など、健康(消化、コレステロール、糖尿病など)やマインドフルネス的機能性食品枠。ただ、発酵食品とはいえ、味噌止まりで、納豆まではまだ来ていない模様。

アルコールフリー

世界保健機関(WHO)の報告書によると、フランスは世界で最もアルコール消費量の多い国で、OECD加盟34カ国中6位。しかし、意外ですが近年では、アルコールフリーの商品開発がやたら盛ん。

ノンアル食前酒、CBD入りのスプリングウォーター、ボタニカルエッセンスを使ったテキーラなどシラフで楽しむZ世代の需要に応えてるようです。

最近は酒造メーカーがこれに参入。広告規制もないし、今までのアルコールファンを囲い込みもでき一石二鳥!?

まとめ

大体は想像してたとおりでしたが、フランスのデジタルネイティブなZ世代はかなりクール。アルコールも控えめで、罪深いファーストフードにはあまり吸い寄せられない。フランスの場合、ファーストフード否定教育が徹底した結果なのかもしれません。

今までのフランス人といえば、バターとチーズとワインにジタンのフィルターなしタバコ。でしたが、実際のデジタルネイティブ世代では、おしゃれでないオタクも多く、アニメで見たおにぎりを食べたいとも思ったり多様化してることも確かです。

フランスと日本はお互いが古いイメージに縛り付けられてるようですが、このようなブログや弊社のような存在を機に両者の認識がアップデートしていくことを願います。

実は、意外だったのは、若い人もこういう傾向にあるということです。伝統食が叫ばれる中、軽めの伝統食へかわっていくのでしょうか?今後また意識して見守りたいと思います。

ご意見やご感想もお待ちしております。

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