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「かいじゅうたちのいるところ」と「おしいれのなかのぼうけん」

NHK子供番組でやってた「おしいれのなかのぼうけん」の一人芝居がやたら気に入ったらしく、図書館で借りてきて再読してみましたが。
どこかで、読んだ話だなと思ったら「かいじゅうたちのいるところ」じゃないですか。
ふたつとも悪さをした子供がお部屋に閉じ込められそこでうとうとしながら夢を見て冒険をするというもの。
しかしなんで、絵の魅力はかいじゅうもすごいけど、墨絵で勝負のおしいれも負けちゃいないし。
こっちは王国を支配するのは難しいなと判断し航海で帰ってくるのと、ねずみばあさんを持ってたミニカーとデゴイチで追っ払うのじゃ、子供らしいのは後者じゃないかと思うのですが。
正直、母親目線からすると、かいじゅうのマックス少年はあまりかわいげがない。これは母親とのけんかで自分の部屋に閉じ込められた夢。この日本の少年はふたりでしかも助け合って生きている保育園のおしいれのなか。
いや。泣かせるのは日本製です。
もちろん個人の好みはあるだろうけど。
あたしゃ、読んだ当時、「保育園」でお昼寝することも知らなかった幼稚園育ちだったから、保育園で友情を築いてる同輩をかっこよく思ったものよ。
といことでかいじゅうたちのいるところのあの生意気なマックス少年がなぜ映画化までされてしまったのは、ETのできそこないのかいじゅうのグロさなのか。ま、いいんですけど。