公共観光施設ハンディキャップ規格審査員

私の関係している、ツーリズムとハンディキャップの勉強会(研修)に参加してきました。こういう研修は企業セクターからの参加が少なく、私以外全員、地方やメトロポールの(日本で言う県や府の観光やハンディキャップ関連部署の方ばかり)公共セクターの方ばかりでかなり緊張の連続。いろいろ情報交換もできて楽しいです。車いすの参加者もいらっしゃいました。

さて、なんの勉強なのでしょうか?実は観光大国フランス。ホテルなどで有名な格付けと同じ機関である経済産業省が障がい者に優しい観光施設に対してマーク認定を行っています。

こちらがそうなのですが、ご覧になったことありますか?

もうすでフランス国内で 5500箇所にこのようなマークが施設(ホテル・レストラン公園など)が存在します。ボルドーのワイン博物館なども認定済の施設です。

La Marque Tourisme et Handicap

こちらのマークのための観光施設の格付け審査員資格のための勉強です。こちらの格付けは経済産業省とフランスの経団連の政府認定であるため、調査員活動には私のような企業セクター(というかあたし自営)の人間は少ないのは当然かもしれません。ただやはりこのような調査も観光業界からの視点が必要ということで今回研修に参加を認められ晴れて審査員になりました! わ~い。

一般的に、障がい者というとすぐ車いすのマークを思い浮かべますがそれは大きなまちがいです。車いすに乗ってる人=すべての障がい者と勘違いしがちですが、決して障がいというのはそれだけではありません。いろいろな障がいやいろいろな方のいろいろな段階があります。

経済産業省の基準では4つのハンディを区別して格付けの基準としています。(アルツハイマーや自閉症は入らないのです)視覚障害、聴覚障害、知的障害、そして車椅子マークの運動障害など。すべての障がい者に対応できるという観光施設を増やすために私達もまたフランス政府も、観光業者もみんな一丸となって頑張っています。

今後、こちらパリ地方のいろいろなホテルや施設カフェレストランにおもむきレーザー定規で、「あ、ここ車いす入れませんね」とか「このスロープの角度5度超えてますね・・・」とか言ってパソコン片手に報告書を送ってる日本人がいればそれは私です。多分。間違いなく。。。笑

また、日本でそこら中にある(コンビニでもある無料の「多目的トイレ」のいかに素晴らしく人間工学に基づいてるかも再認識しました。!!日本で普通に見る多目的トイレは国宝ですし、日本人の好きなバリアフリーお風呂とかもう贅沢の極みですね。ちなみにこの国の基準ではお風呂場にお風呂がなくとも、ユニバーサルデザイン対応のシャワーがあれば認定受けられますので。ご心配なく。ただしちゃんと高さとは規定されてます。

また、これは余談ですがなぜエレベーターもスペースもあるのに、なぜ車いすでエッフェル塔の頂上まで行けないか?などの理由も教えていただいきました。。。。

それは・・・・いまのところ公共建物内ではすべての権利よりも「消防法」が優先するからです。エッフェル塔は塔の半ばまでは車いすでも上がれるのですが、頂上までは車いすではあがれません。本当に悔しいことなのですが、火災時に階段を使って降りられないからという理由です。

こういう不平等も2024年パリ開催オリンピック・パリオリンピックまでには解消してほしいものです。大きな変化を期待してます。いや、起こさせます。

非力ではありますがいろんな方の「旅行したい!」の気持ちを応援すべく頑張っています。これからもよろしくお願いいたします!!!

こちらは英語でのこの認定についての説明になります。ご参考までに!


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