フランスの大統領選挙第一弾が終わりました。
フランスは1回目で上位2人を選び、2回めでその2人を決闘させるというお金も時間もかかる優雅な選挙方法。
結果は御存知の通りマクロンさん(右でも左でもない新党前進!をお作りになった簡単に言うと絵に書いたエリートちゃん)と極右の女王ルペン嬢(御年50)
あたしゃもうこの世の中何が起こってもびっくりしないですからまるで巨人阪神戦やパリ・サンジェルマンとモナコ対戦ぐらいの気持ちでおります。
私が初めてフランスに足を踏み入れたのはミッテラン時代、あれからシラクになったときはみんな「下品だ許せない、フランスをアメリカにするのか」と散々言われ、
それから俗物サルコジーさんに移り「もうフランス終わりだぁ」とみんなが叫び出し、時計のふりこの振り返しで普通の大統領こと(サルコジーの成金イメージに対して彼は普通の大統領って言う表現をしたんです)あたしこの時、都はるみの普通のおばさんになりたい宣言を思い出したぐらい。
外観通りオランドさんもパッとせず、多くの先進国と同じく経済は沈滞し、失業率は高止まり。。彼のせいじゃないけど。
そして出てきた、若こと、マクロンさん。ルペン嬢は外国メディアから引っ張りだこの有名人ですけどいずれにせよ私の個人的なショックははルペン嬢が最終選挙に残っても誰も驚かないということです。(個人的に年も近いしとても興味あるキャラ)
私はワイン生産地でしかフランス地図を見られませんが、高級ワインのブルゴーニュもシャンパーニュも・・
フランスが変化してることを実感させられます。
フランスの街並みは変わりませんし今日もエッフェル塔は世界中の観光客に見つめられ貴婦人を演じ、あと一ヶ月もすれば南の方ではぶどうの花も咲くでしょう。
ただ着実に人々が変わってきているのはどこも同じです。せっかく先代が理性で作り上げた近代をぶち壊そうとしている現代人。大戦直後のあの人間の理性はどこへ言ったのでしょうか?
私ができることは非力ながらもできることは自分で行動し、悪い方向へ向かわないように祈るだけです。ほんとうに行き場のない結果です。。
ではみなさまも良い一週間をお過ごしください!!
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