マルセイユ駅についたけど。。
パリのリヨン駅からTGVで3時間。地中海の都市マルセイユに着いたのだけど、車がない! 国際免許証もない! とりあえず市内のホテルに駐車場があるかどうかも不明だったし、、という言い訳はよしとして。たとえ車でマルセイユに乗り込んだとしても、あまりいい噂のないマルセイユ。慣れない場所でしかも気の荒い連中に絡まれたらどうしよう。。
こういう時は船に乗って旧港のお向かいのフリオール島へ歴史と自然を満喫しに行きましょう。。。
美味しいとこどりのフリオール島。
夜はブイヤベースも予約してあるから、早く帰ってこなきゃいけないのよ。という駆け足の方にも。
フリオール島はマルセイユ中心街から、3km先に浮かぶ島。アレキサンドル・デュマの『モンテ・クリスト伯』で有名なイフ島のお向かい。昔はNYの自由の女神のエリス島のごとく検疫所として外国から来る船の検査に使われていました。中世に多くの人を苦しめたペストもこの島で船を止めることで最大の効果を得たといいます。そしてその後ナポレオン時代は軍港としてマルセイユへの攻撃に備えて砦の島として歴史的な役割を果たてきたという歴史もあります。
30分の船旅でこれだけ自然と太陽と海の真ん中に置いてけぼりになるこの感覚。夏なら泳げるし、美しいマルセイユを船乗りが見た景色で満喫できるという嬉しいプチバカンス。
もちろん、公共交通機関だけを使っていくのでとりあえず安心。道に迷うことはありません。フェリーで往復10.8€。(大人)
乗り場もも地下鉄VieuxPortおりてすぐだし。
島に到着すると港はこじんまりとしたレストランやカフェなどが並んでいますが、商店街は5分とも続かず、すぐ地中海特有の真っ白な岩肌と真っ青な海がひろがります。島に車はほとんど走ってません。
港から20分ほどのハイキングで素敵なビーチもあります!こんな美しい景色をながめながらなら20分なんてすぐ。ただ、ビーチサンダルでは少し辛いのでスニーカーか、スニーカー状のサンダルをおすすめしますね。
ちょっとの不便さが魅力
市内のビーチも都会ぽくってまた素敵なのですが、思い切って海に出ましょう。また違った趣がこちらの自然公園にはあります。コンビニないの?歩くのいやー。。な方にはおすすめできませんけど。。ただ、自然の厳しさと美しさがこんな手軽に満喫できるのもさすがのマルセイユかもしれません。
この船はバリアフリー。島も大自然なところを覗いては車椅子でも散歩できます。