お料理学校の付属レストラン。。というのはいい響きがありませんか?
一度は。。と思い、ボンマルシェ近くにあるフェランディ校、パリ地方公立のお料理学校内のレストランへ早速行ってまいりました。(もちろん1ヶ月前からの予約が必要という難関もありましたが)
日本のレストラン専門学校はだいたい高校卒業してから通ったりするものですが、こちらのパティシエ、ブーランジェ(パン屋さん)、サービス、ホテルマネージメント、の学校は高校に相当する年齢からはじまります。学校は16歳から大学生相当(バチュラーコース)の年齢の料理人をすべて教育しており、しかも公立。(地方立)・・(ってことは学費は普通に仏人なら安いはず)
そして今年からは大学院に相当するマスターコースも新設したそうです。もうお料理界も学歴なの?と時代の波を感じますけど。マスターは異業種転職組を受け入れているそうです。どうですか?入ったところにサムスンルーム?もありすべてサムスンの電化製品実習ルームもあり韓国企業もちゃんと入ってるのがわかりました。ほんと、お料理学校って普通の学校と違って企業とのお付き合い多いのが見え隠れするわよね。。
開始は12時半ですが12時40分に到着するともうすでに実習レストランはいっぱい。
今回のテーマはヌーベルキュイジーヌの割にはクラシックなメニューで、スープ、前菜、魚、鴨、デザート、プチフールといわゆるフルコース!(写真は最初の3品のみというよくあるパターン、後は食べるのに必死)
ワインリストの写真も忘れましたが結構お手軽なお値段でした。
とりあえず学生さんの実習ですのでちゃんとお皿を持ってくるときも下げるときも左後ろからとか、お皿とカラトリーは毎回変えるとかそういうマナーは先生が目を光らせててがんがん後ろで注意してます。ただみなさんこちらの学校へ来て2年目のまだまだフレッシュ君。高校卒業以前の見習い生の卵ばかり。
サービス中にあまり長話をしすぎると恥ずかしそうになさってました。
先生曰く「彼らは全員昼はこちらの学校で座学や研修をし、夜は市内の全員星付き⇒ここ強調なさってましたで働いてるのよ。そして、そのレストランが直接こちらに学費を払ってるのよ」
なんだとか。。
いわゆるアルターナンスのシステムですね。
このシステムですと企業が半分学生を雇うことで親は学費は抑えられるわ、学生は経験が長くなるわ(履歴書に書ける)、企業も従業員を雇うよりも負担が少なくなかなかにいシステムなのです。もちろんその学生の能力にもよりますが、ここで良い能力を発揮して新聞社にそのまま勤めて副社長までなったおじさんも知ってますので歴史も長いんじゃないかしら。
今回お料理の方は高校ではない大人外国人クラスが作ったそうで。。実は前菜の中に桜漬けなんかがあったりして、「もしかして日本人いるよね」な予想をかき立てられました。
材料も良いものを使ってるしもちろん厨房にも先生がいらして先生の指導の元、すべてのお皿に注意が払われてることも涙ぐましい。
ただ、、ランチ5皿フルコースで2時間半以上。。久しぶりのフルコースで・・・
ベン・ハー(3時間44分)よりは短いですけど、タイタニック(3時間15分)ぐらいですね。久しぶりのグランドクリジーヌをリーズナブル価格45€でいただき嬉しかったのでした。またどなたかご興味ありありましたらお誘いくださいね♡