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パリ車いす旅行心得(基本編)

先日いらした車いすのVIPのお客様のアテンドをして感じたことを忘れないうちに書いておきます

介護の人をずっとつけないのなら、ホテルの下見は必須

日本の代理店が手配したホテルにお泊まりで、そのホテルはHandicap Tourisme の規格でした。私ははじめてのホテルでスロープOK,お部屋のなかもスムーズに車いすの回転ができ、フロントも感じのいい人、悪い人いましたが大丈夫。鏡も大きく、座ったままで見えました。バリアフリーでバスルームも広くて快適です。カーテンも車いすから操作できます。

ただ、あれだけ重い防炎の防火の扉がお部屋に入るまでに固定できないドアが2箇所もあったり、ハンガーのかける位置が車椅子対応なのに、やたら高くておひとりではできなかったり、シャワー室の椅子が不安定だったり。。。。介助のいない方には少し大変な気もしました。考えるとやはり直前に人の目でもう一回チェックが必要であったのではと思わずにいられません。まだまだバリアフリーの道は長いです。もちろん今回のお客様は旅慣れてらっしゃって、大丈夫よとおっしゃってくださいました。私の目から見ても合格点のホテルではありましたが、特にお客様のことを考えるともっともっと欲が出るものです。。ご予約の際には部屋番号までお確かめの上お知らせくだされれば幸いです。

動画で教えて下さい

メールではお客様の状態ががほんとうにわからないのです。ゆっくりなら歩けるのか、杖1本となら歩ける、どうしても杖が2本いるとかもあります。ステップは大丈夫だけど、階段はだめ。誰か一緒にいたら大丈夫とか、介助も身体を触られるのは嫌な方とか。ここまで詳しく聞けないのも事実。もちろんお客様の体調の変化もありますし、これは毎回ですがメールだけでは伝わりません。写真を送ってくださる方もいらっしゃいます。とても嬉しいです。(動画で動作の範囲まで見せていただけるともっと安心です)

お疲れでしたらお部屋で和食も可能です

今回のお客様は日本食がメインの方でしたので、お疲れの夕食などは、日本のシェフの和食弁当をお部屋に時間どおり届けるサービスを利用することによりお食事はとてもスムーズでした。ご遠慮無くおっしゃってください。

パリは石畳ジャングル

石畳の上はがたがたします。よって日本からお持ち込の車椅子ですと壊れる可能性もあることも覚悟してください。普通車のメルセデスが一番振動がないです。メルセデス指定ですと少し料金が高くなりますが可能です。また、近距離ですと対応車が便利です。車椅子対応と一口に言いますができるだけ旅行中にお疲れがないようそしてひとりひとりにあった旅の提案をしていきます。

弊社や多くの場合オプションツアーの移動のご利用が多いのですが、チェックインからチェックアウトの間のすべての時間の滞在アシスタントなどの業務もいたします。どうぞお気軽にお問い合わせください。