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広告メッセージが変わりだした

テアトルや映画の広告が少なくなったパリ。。。

まだまだ絶賛外出制限中のフランスですが、街歩きの好きな私。というか最近はバイクを置いて自転車でプラプラお散歩してるので見えなかったものもよく見える。それで気がついたことがあります。。というのはもう最近スペクタルやあれほど好きだった映画の広告がない。(ネットフリックスはある)あたりまえかー。(悲しい)。じゃ、何があるかといえば、公共広告機構的なものが目立つ。まるで震災後状態・・・例えば、

コロナ警告発令中 マスク無しでの外出はだめよ(広告主:パリ市)

若者来たれ系(左ね広告主:国防総省)

なにわに金融道化したトランプさん(これ広告じゃないごめん)

本当は街が寂しい。クリスマス前のブランドのキラキラした広告もたまにあるけど、なんか虚しい。キラキラしててもなんか一人ぼっちのモデルだったりする。実際どうなのかいろいろな会社の宣伝を調べてみたら。デジタル広告はやはり増えたようである。しかしまだ統計のない今年後半は内容も変わってきたのかも。各社のメッセージがもう買え買え、使え使えから、人道的に正しいことをしようじゃないかゆっくり生きていこうね。にシフトチェンジしたのがみてとれます。コロナが私達に与えた影響は数しれません。

メッセージがエシカルになってきた

ご紹介する各社はもともとエシカル路線に力を入れてきた会社ですが、もうメッセージが直接的になってきました。言葉わからなくてもイメージで理解できるコマーシャルばっかりです。もともとエシカルに力を入れてきている会社こそ人々の共感を得て伸びていくでしょう。

IKEA

普通の人の普通のスローライフ(夢のようなアパルトマンじゃないけどヨガじゃなくて太極拳よ)
難民を雇っています

Allianz

  • Covidとともに生きる社会へ

自転車を使おう
カーシェアを使おう
マスクを着用しよう
混雑時間を変えよう

これすごいなと思うのは保険会社が「もうみんな自家用車を手放す時代が来ます」とすでに言ってるところなどは潔いな!

各社が倫理的に正しいことを必死で探している姿勢が見えて取れます。短期的にはエシカルに行くのは利益を抑えそうですが、長期的に生き延びるためにはもう迷うことはない選択でしょう。。

広告収入が20%減という現実も

これはもしかしたら、広告収入が今年一年で前年比20%減になるかもという予測を反映しているのかもしれません。もっともデジタル広告はインパクトが少なかったようですが、映画館の広告は。。。あ、映画館開いてないし、大好きなバス腹の映画の広告さえもう今やない(涙)

https://www.lemonde.fr/economie/article/2020/09/15/covid-19-la-baisse-du-marche-publicitaire-pourrait-atteindre-20-en-fin-d-annee_6052245_3234.html

これが噂のニューノーマルなの?

2020年の終わりがこんな姿になろうとは2019年の終わりに想像がついたことでしょうか?この急激な変化に振り落とされないように、こないだまではなんか流行りエシカルってクールよね。的な雰囲気だったのですがこの1年ですっかり、エシカルでないと生き残れないレベルまで来たような気がします。温暖化問題や格差問題、目に見える不況の訪れもどこかみんな感じながら生きてる。これがあの噂のニューノーマルなのか!!と納得したり。そんなことを感じる11月末のパリの街頭でした。

小さいお店でお買い物することが、とても大きな行動になります(広告主:パリ市)