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フランスのホテル格付基準改定

フランスのホテルで泊まられたことがある方なら星が玄関や入り口にあるのを覚えてらっしゃいますか?
玄関にあるのは、ミシュランの星の数ではなくて、フランス観光開発機構から与えられた星の数。つい先日まではこのような8角形の青い看板でしたが最近はこの看板を見かけることはなく右の赤い看板になりつつあります。2012年の7月からですがお気づきになられましたか?(もちろんミシュランのシールが貼ってあったらそっちのほうがいいけどねー)

前までは星は0から4つだったのですが、今回の改正で、星は1つから5つに段階が分かれることになりました。

さてこの基準とは?少し見て見ましょう。

この格付けの基準は、快適さと、サービスの質によって決まります。調査5年ごと行われCofracに認められた組織が行います。この調査が公式に行われれるのは1つ星から3つ星までで、4つ星と5つ星のホテルに関しては覆面調査員がおこないます。

そしてその☆の基準項目も本当にたくさんあるのですが・・・

代表的な基準項目は。

=> ☆ 1つ星はエコノミーホテル。

お部屋の面積(ダブルでも)最低9平方メートル。洗面所トイレは共同でもかまわない。(ノミは居てくれない方が嬉しいですw)

=> ☆☆〜☆☆☆ 2-3星は中流ホテル

少なくとも従業員がフランス語ともうひとつの他のヨーロッパ語を話すこと。受付は一日2時間以上あいていること。トイレ以外の部分で☆☆なら9平方メートル(トイレは別でもかまわない)☆☆☆ならトイレは部屋の中で13,5平方メートル以上が必須。☆との大きな違いは、☆☆☆の場合、共有サロンが50平米以上あるかどうかということ。

=> ☆☆☆☆〜☆☆☆☆☆ 4〜5星は高級ホテル

寝室が広く16平方メートル以上。五つ星の場合はトイレ洗面所込みで24平方メートル以上。30室以上の寝室を用意し、受付は24時間。フランス語以外に2つの外国語を話す受付を置くこと。5つ星の場合そのひとつは英語でないといけない。ルームサービス、あと部屋までポーターがついて行けること。ホテルでの夕食が可能なこと。5つ星の場合は、車のヴァレットパーキングサービスがあれば好ましい。あと室内の金庫、部屋でのインターネット接続。冷暖房は必須。

つまり、部屋の広さと、受付の言語のバラエティさで星の数がきまるだなんてあまり意識してませんでした。そうか、扇風機はいけないのか・・・・。ホテル。日本のホテル基準はどうなってるのかが知りたいところですが。。詳しい資料はこちら。ただし、今回ご紹介したのはキャンピングや長期滞在用のホテルではなく、あくまでも一般に街にある観光用のホテルの格付け基準です。ご参考までに。。。

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