今回は外食デリバリーと違い、食材の配達について。BCGの資料をご紹介したいとおもいます。
まず背景として、フランスの大きなロックダウンは今年2回。春先と(3月16日から5月10日)と、秋冬(10月30日から12月15日今日です)でした。(とはいえまだ劇場やレストラン・カフェは閉まったまま)
ロックダウン後も衰えない
まずこちらの図。今年のフランス国内で決算された食材の通販売上を示しています。
食品はロックダウン中に急上昇。2020年のベースライン比、ほぼ倍増となり、ロックダウン後は減少しましたが、それでもベースの27%増。触れない、どんな鮮度かわからない野菜でさえもネットで買うことに抵抗がなくなっているようです。
ピックアップは店舗で
ピックアップの方法については、実は家まで配達してくれるのではなく、ドライブ(集配所でピックアップ・ClickCollect)が80%以上の人気。つまり店舗で用意して取り置きしてくれるサービス。もちろん支払い済みで。
一方、家までの配達は20%以下にとどまっています。もちろん店舗に赴くことで殆どの場合、日数が縮まり新鮮さが確保され、送料が安くなるか、無料になるので、購買者としては当たり前の選択なのかもしれません。
本日12月15日で一応の外出の距離制限はなくなりましたが、夜は外出禁止、映画、劇場、レストラン・カフェはまだ営業を停止したままの状態です。
利用者として
やはり食品のネット通販で気になるのは鮮度の高い野菜や果物などに傷んだものが入ってないか?が気になりますが、経験上、一度も入ってたことはなかったし、商品を間違って入ってることもなかったので、最新の注意を販売側も払ってるのだなぁと感じたことは大いにあります。
私個人としては、ロックダウン前のほうがガンガンこういう配達を使ってて(物理的に忙しかったので)ロックダウン後は暇になったので普通に近所のちいさなお店にいって店員さんとの会話を大事にしてたり、ほぼこの資料とは逆の生活を送っています。とにかく、食材ECはこれからも伸びそうですね。
参考資料:ボストン・コンサルティング・グループ・パリ、セールスフォース
https://www.ecommercemag.fr/Thematique/data-room-1223/Breves/e-commerce-augmente-monde-349182.htm