コンビニ人間

このブログは結構パリの紹介が多かったのですが、ぼちぼち私の映画や本のレビューも書いていきたいと思います。

さて、『コンビニ人間』。。今年会員になった日本文化会館の図書館の本。2016年の芥川賞ということもあり読みたいなとは思ってたけど機会がなく、やっと借りることができました。

まず一言この小説は前半の説明じみた淡々とした日々からガラリと変わるところが非常におもしろいです。普通の人から見たら人間性をなくした人間ように見えるコンビニつとめの主人公。でも主人公はコンビニに勤めてることで存在価値がある人。自分が他人から浮いてることもあまりわからない。30代女性らしくなるために同僚の着ている服のブランドを写メしそれをネットで調べて買いに行って「30台女性らしい」服装をしているところなど。リアリティありすぎて怖いぐらいでした。

後半諸事情あって同棲を始めるのですが、その同棲も「30代でバイトで処女だったらやばいから」という女と「30代でバイトで婚活してる男」の利害関係の一致で、女が男を囲い、周りの反応を観察するところなどは非常におもしろおかしい。バイトの女の子から一人のメスに同僚や親戚の目が変わるところなどはほんとうに見覚えがある。

私のそう言えば最近、40代で一人暮らしだった女性に同棲している男ができたという話をきいてここの主人公の妹のような反応をしてしまったひとりです。

自分が鬼嫁や妹と同じ反応をしそうなのでそれを見透かされてるような気分になります。 実際コンビニは無人のコンビニが試験的に運営されてるとも聞くので彼女のような職人さんはもうすでに古い人なのかもしれない。彼女は職人なのです。

簡単に読める小説なので是非とも。


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